2013年12月29日

2014干支造形 その3:で完

つーわけでテキトーに千貫の餅を挽く男というのを思いついて
そのモチを作るべく、紙粘土を買いに出かけたワタクシ。

乾くのに時間がかかりそうだから早めに着手したわけですが

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どうよ。

雑誌を破って丸めて、アルミ線で縛り、形状を調整して
こんなもんだろ、とこしらえてみましたが、思ったよりもでかい。
しかも紙粘土重い。汚れるし。嫌い。

乾いてから表面整え、ニス塗って落ち着いたところで、
台座もこしらえ、若干正月臭くする。

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で、いよいよ本体を塗る。

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さすがにここまで来ると設定も固まり

重い年貢を課し村人を苦しめる領主に一揆を目論んだ百姓達だったが
計画は漏洩、逆に多くの百姓が捕らえられて処刑されることに。
ただし領主は貴重なもち米を使って戯れにこしらえた餅を
一人で曳く者が現れれば、その距離に応じて百姓を助けると言い出す。

そこで一人の男が名乗りを上げる。村はずれに住む茂兵衛。
体が重くて山人になり損ねた茂兵衛だったが、よくしてくれた村人の為
餅を曳くと心に決める。しかし領主が用意した餅は、千貫(約4t)。
救済の条件は一町(100m)で一人、一里(4km)曳けば全員。

曳き縄は肩に食い込み、足裏は破け、気張ったあまり鼻から血が噴出すも
茂兵衛は見事一里を曳ききり、村人の赦免を勝ち得る。
面目を潰された領主は、翌日茂兵衛の始末に向かうものの、茂兵衛は
一人山小屋で息絶えていたという。すべての力を使いきった男の最期だった。
村人は茂兵衛の献身を称え、末永く感謝を忘れず挽馬の茂兵衛として
長く語り継いでいる。

なんつーのを考え、自分で考えときながら、もうマジ領主許せねえと思いつつ
ヒゲなんか描いちゃったりして汚さ倍増させてヘラヘラ楽しく色を塗る。

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曳き綱を2種こしらえて、最後まで迷いつつ

黒と

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金バージョンを撮影し

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ホトショで加工して完成。

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実際に賀状にするヤツはこれとは違うバージョン。

かくして今年はさっくり賀状完成。

でもこれはあくまで叩き台。

今度のWFではこれを完全別作品として仕上げる予定。
そちらの場合はフンドサない造形です。

さーフクロクジュに戻るか。

って、すっかり技術的なこと書くの忘れてましたが
今回は全ファーム。低温焼きで、ラッカーベースのエナメルペチャ男。
一行で終わったな、説明。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 01:09| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月20日

2014干支造形 その2

早速、猛烈に脱線中ですが
フクロクジュをやろうと考えた時、あの頭はなんなのかな、と。

七福神について調べる気はまったくないんですが、本家はともかく
もしあの頭部を備えた人物が実在した場合の頭部の情報量ってどんなかな、と。
無責任に考えた結果シロイルカのオデコみたいなのが浮かんできたわけで。

思考か声か、とにかく何か増幅する為の器官みたいなのがあって
白ブヨっぽい脂肪分かなんかが若干老いて皺が出たりしているほうが
ただ骨が伸びてるより気持ち悪いけど、魅力的なんじゃないかと考えたりして。

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フクロク造形は仕事エンジンかける前のお遊び造形なので、
ジリジリ楽しく進めるとして


挽馬の方はこんな感じ。

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そもそもゴズさんよりもさらにギュっと詰まった、羅漢か童子みたいな
人体をやりたかったんですが、もうちょっと攻め込んでもよかったかなと。
ただそこで色でカバーする度合いがある分、あんまし彫刻時に攻めるのも
どうかなという判断で一歩踏み出しあぐねた感あり。

さーここから、いよいよ挽馬の背景たる挽くべき荷をこしらえるわけですが

神事「鬼神千貫挽き」をさせるべく、俺は紙粘土を買いに走ったのでございます。

つづく
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2013年12月15日

2014干支造形 その1

今年もあとわずか。
年を追うごとに年賀状へのウェイトが大きくなって
すっかり時代に逆行してますが、いいんだ、やるんだ。楽しいから。

で、来年の干支は馬。

どうしようかと思った時、すぐ浮かんだのがこれ。

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挽馬、バンバ。

これをやりたい。

というのも、実はどうしても一度決着をつけときたいものがあり
それにも流用できるようなアイデアも探してたんですが、ちょうどその
イメージとも合う。

というわけで挽馬モチーフに決定。

で、とっとと製作開始しましたが、今回は1/6ではないです。
少し小さく、たぶん1/8か1/7。

理由は簡単で、額装を含めた作品としてアプローチしたいがゆえ。

なんつーか、ガレージキットとして出すのもいいんですが、色塗りたい欲が
生まれてきてしまったので、量産にあくせくするより、作品として完成させて
納得するのがいいかな、と思い始めてしまってきているわけです。

まずはともかく年賀状用に完成させてからの話ですが。


で、作業開始。素材はスカルピーファーム。
最近もうこればっかし。ちゃんと混ぜて練ったのを使ってた顔造形すら
いまやファームで済ます始末。

サイズから体型割り出し、ホネを組んで、簡単に盛る。

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決め込んだところで、マジメに彫る。

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今回のテーマは、資料を参照しないというのもあります。
アタマの中の筋肉図だけで構築したい。
面倒な答え合わせナシで、気軽にやりたいだけですが。


盛って

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盛って

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気分転換に1/6サイズでの、お遊び造形も進めつたり

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これはですね。福禄寿にします。
俺も乗り込んで走りたい、フクロクジュ・ザ・サンダーロード



で、盛りに


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盛っとります

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やー、楽しいな。

ちなみに年賀Ver完成したら、それとは別に作品Verとして完成させる予定。
これを1点ものとして仕上げるんですが、それとは別にもう1つ改造して
別Verを作る予定。これがどうしてもやりたいもうひとつのテーマであり
決着つけたい大事なテーマでもあるわけです。
未来を切り開く作品を作ったら、過去の偉業にもリスペクト。
その別Verのテーマは「殺されたって死ぬものか」です。
うおー、楽しいぜ。

つづく。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 19:58| 干支造型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月01日

ペイジジョーンズプラントボーンナム

スカルピーと関係ないものの

人体作るのには必須な作業として前から書くという約束をしてあった話。

ちょうど仕事でも必要だったので、作業ついでに写真を撮りまして



で、いきなりの

チョンボ大好きサンダーロードの好き好き血管講座

開講



まー血管、作るの面倒じゃないすか。クソみたいに面倒です。

たとえば






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あ、これはまったく血管の参考にならない毛皮と脂肪のカタマリだった。



じゃなくて、たとえば

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少し前だと細いスカルピー糸を作って、それを慎重に形つけて貼り付け
シンナーかオイルで均して…とか手間で面倒なものでした。

ところが現在は



まず、シリンジを用意する。

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思いっきりインジェクターと書いてありますが、要は見ての通り注射器です。

上のはホビーショップで買ったものですが

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100円ショップにもあります。


で、このシリンジをアルミホイルで遮光する。

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そこに、タミヤの光硬化パテを注入。

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パテ、絞る。注射器、吸う。

で、光硬化パテが遮光シリンジに移行したところで

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キッチリと補強して、先の針ユニットが抜けないようにする。

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粘性の高いものを細い先から押し出すのでかなりの力がかかります。
くれぐれもここをキッチリっつーかガチガチに固定するように。
場合によっては漏れますんで。



そんでその注射器で、彫刻したものにツイーっと絞って血管を描く。

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針の径が違えば、当然太さの違う血管も出来ます。

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あとは光を当てればカッチカチ。準備さえしてえおけば
鉛筆書きの簡単さで血管が作れ、多少のテクが身につけば
特有のコブっぽい感じとか厚さ調整も可能。

失敗してもふき取ればいいし、硬化すれば思ってるよりガッチリ噛み付くので
硬化後のヤスリで調整も出来ます。つーわけで、血管なんかちょろい。
この方法は早くてラクなので、より素晴らしい血管の流れとか表現そのものに
労力が集中できます。

これにて講座は終了です。受講生の皆様、ご苦労様でした。

まーなんだ、みんなも少しはその足りない頭、使うといいぜ。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 17:17| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月01日

胸像2−1

胸像2体目

こんな感じでざっくり盛る。

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目を作らないのはメガネをするから。

で、前回は一切焼かないで全部彫刻して
カタマリのまま焼いたわけです。
なぜかというと、素材のテストのため。
配合が特殊なスカルピーの収縮具合の様子を見たわけです。


今回使用したのはファーム。すでに出回って久しい
グレースカの固い版。ウチの商業原型でも登板回数は増えており
伸びは少ないけど仕上げがラクになるので要所要所で
使い分けているレギュラースカ。

なので大体わかっておりますゆえに、段階的に
複数回焼いてみるのを前提に製作。

つーわけで、一度上の写真の状態で焼く。(100度60分)

で、メガネおよび服を盛る。

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メガネはあらかじめ焼いたものをアルミ線で覆ったもの。
別パーツにしたかったけど、1発量産が条件なのでゴーグル風に。

他は前回と同じ。

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これをまた100度60分で焼いたら

髪を盛る

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今回はちょっと流れを彫るのが楽しそう。
でも1時間で飽きそうだな。

今回のキャラはチーム内の声担当。
情報分析と指示サポート。

人生は屁みたいなもんだし、俺の事は気にすんなという
声を聞きながら作業中。ヒューマンターゲットのシーズン2の
クリスマスエピソードでいきなりこの素晴らしき世界が
流れてきたときはマジで泣けたぜ。革ジャンは着せるとボリュームが
増えすぎそうなので、現在は考えておりません。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 12:38| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月19日

胸像1−3

今回の胸像は全部で8体作ろうと思ってますが
共通の衣装はつまんないので、共通の装備帯だけつけようと
考えてます。

しかし全員体格がまちまち。でもいちいち体格に合わせて
新規で面倒なベルト装備なんか作り直したくない。

そんなお悩みに悶絶するスカルピャーの皆さん。

少しは脳を使ったらどうだ。
使わないとバカになるぞこのバカヤロウ。

ワタクシの出した結論はこちら。

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透明シリコン様に押し付け量産作戦。

実際に押し付けたスカルピーはこんな感じ

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どういうことかと申しますと

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右上のHが原型。薄く作って焼いたもの。

これを型に起こしたのが左上の透明シリコン。

そこにスカルピーを押し付けて、複製したのが下のH。

そうするとディティールのついた柔らかい帯が出来るので


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それを原型に貼って形状を合わせて進めればいいわけです。

結果こんな感じ。

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一発焼き。100度120分。
温度差が出ないよう、上にアルミホイルで直接熱を遮断し
焼き上げたら自然放熱(オーブンのドア開けない)で
ゆっくり冷やすことで、収縮差によるヒビワレを防ぐ。

特にこういうムクで詰まったものは、表面と内部の温度差が
激しく変わるので、加熱や放熱にはある程度、配慮が必要す。

ちなみにこのキャラはTシャツに装備帯のみの最シンプルキャラ。
手グシで髪を後ろにざっくり撫で付けた感じを出したかった。
しかしテストとして一発で焼きたかったのでいろいろ詰め切れなかったなー。
一発造型にはなかなか才能が必要そうでございます。

で、この胸像シリーズはゆくゆくはこういう構成になる予定。

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今回のキャラがいちばん普通に近いので、ベースとして先に作ったので
背面の処理とか、台座とのつなぎとか今後いろいろ変更はありそうですが、おおむねこんな計画。

そして同時に、こちらも開始。


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よきかな和斧。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 14:25| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

胸像 1−2

ほとんど進んでないす。ちょっと髪いじったくらい。
でも出来れば毎週更新するくらいの勢いで
手を動かさないといかんと思うので、遅々としつつも更新。

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髪の毛は面倒です。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 23:16| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月28日

胸像 1

結局NSP造型、まったく進みませんで


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ちょっとバストを作るのに焼かずに済めば具合がいいのかなと思ったものの
こんだけ素材的にウマが合わないと逆に時間がかかってしょうがない。

さすがスカルピー王国。NSPの侵略は失敗。

ということでスカルピーに戻して進めます。

いちおう最終的に8体からなる胸像集として計画している
猟犬の一族シリーズ。猟犬って言ってもクリーチャーとかではなく、
単純に雇われ傭兵の外人部隊という設定で、
少し大きめで外人の顔を作りたいのがコンセプト。

仕事場ではなく、PCの前に置いて作業するお気軽造型で
ザクザク息抜きがてら進めたいと思っております。

で、現在こんな感じ

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テストで預かったかなり柔らかいグレースカでやってるんですが
やっぱスカルピーは固いに限る。

ただ焼き終えたデータが欲しいので、これに関しては完全ムクで
作業中。

楽しく気軽に、月1体は完成させたい。と思い中。 


posted by ブリスターパックファッカーズ at 22:24| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月23日

2013お年賀造型 完

いろいろ手間食いましたが、やっとこ色を塗り始める。

毎度の事ながら、色は1年に1度くらいしか塗らないので、
何がなんだかわからない。どうやって塗るんだっけな。

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ピースはほぼ封印されてるので、缶スプレーと筆で塗り散らかし


完成

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パーツ構成はこんな感じ。

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この後これは、腕首パーツを差し替えて、WFにて販売の予定。

あと、腕3本の頭2個かなー。







で、それだけでは飽きたらずに続く新作

これと

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この中から1個を進行中。

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こちらは性懲りもなくNSP再挑戦すが、いまんとこ、もうダメかもしんない。

でもやっちゃるわい。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 06:54| 干支造型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

2013お年賀造型 2

つづき

顔が出来たら髪を盛る。

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で、髪を仕上げ、彫刻を終える。

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この後、分割部分の調整をちょっと行い

肌色サフを吹く。

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これにて造型作業は完了。次は色。
ちなみに彼は頭デカ彦なので、バランス的にはこれでいいのです。
本番用の日本人頭はもう少し似合うバランスになる予定。
眼帯が逆なのは、プリスケでなく、プリノスケだからです。

つづく
posted by ブリスターパックファッカーズ at 20:08| 干支造型 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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