2006年01月31日

特侠・全身

いちおう複製の基本作業は終了し、おおよその形が出ました。

こんな感じ。


cast2.jpg cast1.jpg


ブーツ以外は全て複製品。数えてみたら44パーツ。


シリコンの選択、キャスト(ウレタン)の選択、その後の処理。

そもそもこういう作業は本腰入れてやったことないもんで、

かなりてこずりましたが、どうにかスタート位置まで持ってきたぜー。

まあこのへんの話は書いても別に新鮮な発見とかはないので割愛。



で、こっから修正、組立、調整。

他に作らなきゃいけないスカでの顔や手。や、追加パーツ。

それから展示用の背景作り。そんで最後に色。

仕事も詰まってきてなかなかピリピリしてきましたが、頑張ってますぜ。
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2006年01月27日

特侠・複製

set1.jpg

このところ静かだった理由は、こいつらの複製取ってたという次第。

思ったよりも増えました。パーツ。

で、思ったよりも手間がかかって

思ったよりも消費したシリコンは実に4缶。

こんなペーペー造型の複製に1万円かよ。かー、無駄。

もー、こういう作業は面白くないので大嫌い。

ほいく粘土も臭い。だー、イライラする。



ちなみにスカで仕上げたあと、うすづけパテをシンナーで

希釈したものを塗布して表面処理。荒らすのではなく

返り血が落ちやすい生体パターンの表面処理という設定で

これがツルツルじゃないからデカールの心配をしてたっつーわけで。

なんでうすづけパテかというと、これの伸び方と固まり方は

少し普通のプラパテよかゆるいんですよね。けど硬くなる。

マジメに比較したことないし、パテには詳しくないんで

よくわかんないすが、違う。と思う。それを塗りました。



で、表面処理した後、プラパーツで基本のアクセントを

つけたところで完成とし、複製作業へ突入。



まだ何パーツか素材の違うものが残っているので、

全て終えたわけじゃないすが、一段落です。あとは量産と組立。

しかし内容が全然スカ王国にならんすねー。

いちおうスカ製なんすけどねー。
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2006年01月21日

特侠・兜2

続き。

●頭部の追加作業。耳カバーとか。
珍しくプラパーツの流用してます。アクセントに。

atama7.jpg



●シコロ、ちょっと作り変えました。細かすぎたので、もっとザックリと三段で。広がりもアップ。

atama8.jpg



●で、「面頬」その1、旧型。

atama9.jpg

面頬とはこれまた日本甲冑における呼び方で、消防では「面体」と呼びます。

まだ敵との接触および空気による感染の有無を特定できない段階で開発された
内部に小型の循環装置とボンベを内蔵したデカカバー。
使い心地が悪く評判も良くないので改造が望まれた装備。という設定。



●そして「面頬」その2、新型。

atama10.jpg

何度かの実戦で、空気感染の可能性がないと判断され
循環装置が排除され、スマートになったもの。
これが現段階での特侠の顔。



●ちなみに中の顔の位置はこんな感じ。あくまで位置です。

atama11.jpg

メットがデカいのは、自称カッコいいアニメ系のビシっと小さいメットではなく
オッサンがしょーがねーから被っている大きめな感じの為、と
各種センサーや通信装置を内蔵したハイテクメットである為。
でクッションとか入れたら、こんぐらいになるっつーの。


実は最初のデザインは旧型だったんすが、実際に作ってみて
あまりに非実戦的だったので、急遽デザイン画も描かずに直接作ったのが新型。
いきあたりばったりぶりを象徴する展開。マイライフイズノープラン。

しかしまあ、いずれそういう小型の面頬にしたいと思ってたんで
イメージはあったんすが、やっぱデザイン画描いた方が早いな。絶対。

スカルピー的にどうこうはこの段階ではないです。
プラパーツは押し付けておいて、外してから焼き、で最後にまたはめる。
さすがに一緒に140度で焼くほどバカじゃないです。
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2006年01月20日

特侠・兜1

数体作るからにはある程度量産に対応出来る形にしなくちゃいかん。

こういうのにありがちな幸せ、それはバリエーション。

ってことなので、パーツ構成をちっとばかし考えねばいかんわけです。

結果、メット、頭、顔という3パーツで組み上がる形にしたいと相なりました。

そうすれば各部が全て変更可能。バリエーション可能。

というわけで、製作開始。



●頭部分に乗っている銀色のピカピカはステンレスの半球。

atama1.jpg



●これをスッポシ外すと

atama2.jpg

内側に半球の内径のスカが詰め込んであるわけですね。



●で、ステン半球を被せた上にスカを盛る。で焼く。

atama3.jpg

ちなみに外れるとイヤなのでステンとスカの間にはシンナーつけて
密着するようにして焼いてます。完全な平面でもない限り、これでまずとれません。
でも無理すれば取れる程度のくっつき具合なので、強度の必要な場合は
別の方法でどうぞ。面を荒らして接着するとか。



●そうすると、被せるのにキレイな内側を持ったメットが出来る。

atama4.jpg



●「しころ」を製作。

atama5.jpg

日本の甲冑において「しころ」と呼ぶ、首カバーの部分は
消防服における耐火用装備でも「しころ」と呼ぶようすね。
垂れてるのではなく広がってるのは「笠じころ」とも呼ぶそうで。
激しい接近戦へと戦闘が変化したことで、腕をより自由にし
長刀や上からの攻撃に対する防御効果が高いところから、
鎌倉以降に普及したんだとか。まあ邪魔にならずに首を守るのは
これしかないと思うので採用。



●くっつけるとこんな感じ。

atama6.jpg

いちおうそれなりに顔のバランスは計算して開けてあり
この隙間に合うプレートを用意してあります。
そんでそこに顔を彫刻すればいいわけです。
で、プレートは「面頬」、つまり顔カバーの基準にもなるので
いろんなパターンが作れると、こういうわけです。

続きは次回。

あ、ちなみに首が乗ってるのは半球のシリコン。
余ったのをいつもこの半球の中に入れて作ってますが焼いたりするとき
非常に便利なんすね。いろいろと。オススメです。
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2006年01月17日

特侠・刀

武器です。斬って電撃の刀。大刀型電極器「灼光」

やっぱ殴り込みに日本刀は不可欠。

●ベースは市販の1/6の刀。柄は全てスカ。
鞘は商品のプラ製鞘を残すべく、スカを押し当てて凹んだ
パーツを焼き、整えて接着。

katana1.jpg



●基本的にデザインはイモが好きなので、イモデザインで。

katana2.jpg


●さすが市販の強み、金属刀身あり。

katana3.jpg



いちおうこれが主役じゃないのでチャッチャと終わらせてます。
1晩で完成。
あ、これは見ての通りサフ吹いた後です。ヤスリの目を埋めるべくボテ吹きで。
ちなみにサフ吹いたらもう焼いちゃダメです。浮きます、サフ層が。
浮かない部分が大半っすが、少しでも内部に空気あったり
食いつきが悪い部分があるとそこだけプクっときます。
修正大変なんだこれが。だから吹いたら焼かない。焼くなら吹かない。



スカ的なポイントは焼けない部分との組み合わせですかね。
少しキツめに作って置けば、パチっと入ります。

ただ小さいパーツに限らずスカは加熱による膨張や収縮で
歪む可能性があるんすね。つーか絶対に歪む。

なのでかみ合わせのあるパーツは、冷え切るまで管理するのが基本。
すぐかみ合わせても焼いた直後はかなり膨張してるんで
それなりに調整しながら冷却すべきだと思います。

だから焼く段階でタイルに密着させておき、そのまま完全に冷やす。
そうすると歪みのないまま落ち着きます。
置いて焼けばちゃんと固まる、という考えは捨てないといかんす。
歪む素材だと認識した上で配慮して焼かないと泣きをみます。

ま、要注意はあくまでかみ合わせのあるヤツだけですけどね。


で、小さいパーツを扱う場合の基本温度は140度10分。
置き方にもよりますが、これくらいなら5回焼いても焦げません。
かなり固くなり、本気でエッジ出そうとすれば相当出るはずです。
1回焼いただけでも十分ヤスリがけに耐えられます。

あとこれまた基本ですが、きちんとヤスって面出しすることになろうとも
スジ彫りとかはある程度焼く前の粘土段階でアタリをつけて
置いた方がいいです。
カッターの刃をチョコっと押し付けておくだけでも全然違いますが
あまり「切り込み」になり過ぎると焼いた時そこから裂けるんで
背の方で跡をつける程度が吉。
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2006年01月16日

特侠・軽閃器

連日、同じようなのだとアレなので、軽閃器。

軽閃器とは簡単に言うと腕につけるプラズマ拳骨。

ぶん殴って焼き殺す、通称ヤキゴロ用アイテム。

●こんな感じです。

senki1.jpg

またほぼ完成段階で申し訳ない。
なかなか作ってる最中に写真撮ろうって思わないんす。

とにかくオールスカ。

少しくらいパーツの流用とかねーのか。

はい、ありません。

だって持ってねーもん、プラモ。

流用しようにも何もねーんだから作るしかないす。

で、腕の装甲にマウントする部分も含めとにかくスカ。

基本的には板作って積層。焼いて削る。

何やってもこういうやり方なんじゃないすかね。

最終的に少し何か貼ってディティールアップするかも
しれんすが、とりあえずスカでやれるとこまでやる。


問題はです。

粘土なんでね。ビシっと真直ぐ出来ない。
焼いてヤスリかけるしかない。
というわけでそれなりに作業中強度が欲しいので140度で焼いてます。
少しずつ焼いてるんで10から15分の間。

で、苦労したというか、作業の手間を象徴しているのが

バッテリー(電缶)のミゾ作り。

まず、旋盤で削り出したボディ部分に、ミゾを彫りたいんすが

ミゾ、どうやって彫るの?彫刻刀?そりゃ曲がるだろ。

スジ彫りレベルの径じゃないし、キレイに削っても曲面は出ないもんな。

ヤスリかけるしかないけど、棒ヤスリは先が尖っててダメだし
(円柱のバッツリ切れてる小さい棒ヤスリ、ねーのかな…)
仮にあっても曲面と径があってるとは限らないし…

わかんないので、考えた結果、たどり着いた方法が

●これ。

senki2.jpg



●径の違う真鍮パイプに布ヤスリを巻くの術。

senki3.jpg


面倒なんで止めるのは目玉クリップ。でも最高にラクチン。
少し使ったらズラして、キレイな部分に変えるのも早い。
無駄にならない。(ヤスリの無駄遣いは、心が痛むぜ)

同じ径のミゾを彫るのに、最初は粗目で、次中目とか
目を変えられるのもいい。
エッジギリギリまで均一にヤスリ状態なのもグー。

当然、彫るミゾの径はパイプがある限り自由自在。
対応出来ないもん、ねーじゃんか。究極じゃんか。

やっぱ必要は発明の母。俺、すげー。

まあプラモやってる人には、どってことないのかもしれんすが
俺大発見で、感動したんすけど。何?常識?チッ、またヌカ喜びか。

この電缶の小さいミゾ程度なら今までは彫刻刀で
慎重に、だったんすが、応用は他の部分でも効いてて
長い距離も円柱凹みで彫れてます。
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2006年01月15日

特侠・胴

いけそうな方法がわかったのでとっとと進めます。

●本番用グレースカを圧延。この段階でパスタマシン来てます。
上機嫌で延ばす延ばす。とっとと焼く焼く。もう圧延が楽しくて仕方ないす。
まだ空気の混入をそこまで知らなかったんで。

suit6.jpg

だいたい形にする。腰周りの板状のもこの段階で十分ヤスリかけられます。
130度20分くらいすかね。もう落としても割れないす。



●続いてモモもやるやる。

suit7.jpg

片面焼いて、冷えたらもう片面を押し付けて焼く。で、パカっと開ける。一発OK。
いいぜ、このやり方。





●胴

suit8.jpg

suit9.jpg

suit10.jpg

一気にほぼ完成寸前ですが、まあ形出しですかんね。簡単です。
要はグレー圧延、ペタ、パカの繰り返し。

途中でかみ合う部分とか少し苦労しましたが、それも苦労というほどでもなし。
焼く手間が何回か増えるだけ。


問題があるとすれば加熱するたびにスカは柔らかくなるという点です。
治具がないと加熱毎に変形しちゃいますかんね。こういう中空は最悪です。
柔らかくなった時に無駄な力かけると裂けたりもするんで、そこだけは慎重に。

で、冷えたらワシ掴みでガシガシとスポンジヤスリの雨あられ。

問題のあるところは気軽に足して削って対処。いやー、早い。

しかも設定では防疫効果もある装甲なんで表面処理をかける予定。
なのでかなり粗いヤスリです。実際スポンジヤスリのMEDIUMかけてFINEでこれ。
いちおう仕上げでSUPERFINEくらいまでやりますが、メカメカしい精度の
仕上げではないのでザクザクやる。

模型に精密を求める人もいますが、自分は味を求めるタチなんで
もしこれのディティールアップとかしたい人いたら、お任せしたいす。
今回の展示うんぬんは抜きにしても、今後HPでアップしていくんで
興味のある方はぜひ御参加いただきたい。何体か抜きますんで。

んじゃ、それ売らないのか?っつーと、そこはホラ、
売り物になると俄然話が違ってくるから。
キレイに仕上げなくちゃいかんでしょ。そりゃ無理。
なので100%売りません。という以前に売り物にはなりません。
まあ人が欲しがるモノになるかっつーと、それもまだわかんない状態ですが。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 04:26| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

特侠・テスト

特侠のHPを御覧になった方はおわかりと思いますが
今回、造型のメインは装甲。

いよいよ本格的なスカ製作レポ開始。

って、ここまで、長かった…
長くしたのはテメーの勝手なんですが、設定を整理して
文章用意して、HP作って、デザイン書いて、布探して、と
余計な準備に時間かかるのかかんねーのって、かかったっつーの。

今回紹介の作業、日付確認したら12月30日。
そら正月クソ食らえってなるっつーの。


さて


本題ですが、まず絶対に素体が相当数必要になります。部隊ですかんね。
個人的に一番理想的な素体は、相変わらずマーミットの。

これが日本人体型の理想型みたいでいい。
腿なんかニイボリ腿ばりのパンプアップでいくら他の素体が
可動部分を増やそうとまったく別次元の魅力放ってます。
ゆえに基準はこの素体。ですが、そんなにたくさん集められん。

なので複製。どうせ決めポーズなんで関節なんか
ハリガネで止めりゃあいいだろくらいに思ってます。

以前、やったこのテクはその素体の可動用穴埋めだったんすね。

hikari1.jpg



で、複製しました。服もあたりをつけました。


いよいよスカルピー造型開始。

でもまだここではパスタマシン手に入れてないすからね。
貴重な混合スカを大量に消費する気は毛頭ないわけで
基本的に全部グレーで進めることに決定。


しかーし。


粘土で服着せた可動人形のカバー作る場合、どうすればいいんだ?
当然経験なし。

しかもデザインは体に密着じゃなく、寸胴っぽい部分もあり
けっこう隙間あり。どうしても空間が必要になる。

ってこたー、まずチーグー。


チグ。治具です。


●治具なんざ消耗品なので、さらに安価なスーパースカで。
 だいたいあたりをつけ、一気にヤスってきれいにする。
 奥にブーツの装甲の治具も見えてます。

suit1.jpg



●隙間を考慮して少し形状を工夫。今回の上半身装甲は
 喉元を覆うので、その隙間をプラスしたり。

suit2.jpg



●そこに薄いスカを貼って、テスト。

suit3.jpg



●パッカンチョ。おおー、割といけそう。

suit4.jpg



●素体に着せてみる。

suit5.jpg

あー、いいんじゃない?だいたいこんなんで。(←テキトー人間)

全然オッケー。つーわけで、手法は決まったぜ。こんな感じでゴー。
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2006年01月10日

特侠・服

さて、いよいよ今回というか冬のWFでの造形物の製作レポ開始。

まず今回、数が多いです。予定では5体。減っても3体。

ロケット仁義を1ページとした場合、3ページ相当を予定。


ロケット仁義の本来の形式であるパルプカバーバージョンも

作ろうと思いましたが、無理。ゼッテー無理。

毎回計画段階でどこまで己の力を過信してんのか。

今回は2本柱の1本を完全に放棄してます。



で、なにから始めているかというと服から。

huku1.jpg


え?服?

お前、原型作ってんじゃねーの?

と仰るお歴々。

ごもっとも。

でもこないだ普通の人形作ったじゃねーすか。

同じ事やんのは、面白くねーっちゃねーわけです。

普通にやればそこそこ出来上がるのはやる前から

わかってるわけで、もう少し毛色の変わったことを

試したいっつーか、面白みのあるアプローチをしたいっつーか。

とにかく少なくとも自分の方向が、既存デザインのアレンジや

キャラ物を上手に仕上げる事ではないことだきゃー明らかなので

同じやるなら楽しそうな事が、やったことない事が多い方がいい。


つーわけで、一個作るのにもいろいろやります。

サイズは当然12インチ。

目指せ5体。

huku2.jpg

単純な服ながらいちおう型紙はこの後3回変更し、4着テスト製作。

huku3.jpg

ほぼ見えたので、布作業第1弾は終了。

huku4.jpg

全ッ然、スカルピー王国じゃねーじゃねーか。

いや、これからだっつーの。見とけっつーの。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 11:04| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月09日

旋盤

自分はフライス盤とボール盤の区別もつかないスットコドッコイですが
先日、旋盤を貸してもらいました。で、本日やっと実戦投入。

しかしここで取り上げる限りあくまでスカ。

旋盤でスカルピーを使用した場合どんな具合かっつー話です。

なにー?

旋盤で粘土?

ロクロじゃねーんだぞ、巻きグソでも作るつもりか。

って違うに決まってんだろー。



こんな卓上旋盤に

yabo2.jpg

焼いたスカをこんな感じで仕掛けて、クリクリクリと削りまくるわけです。

yabo3.jpg



さて、先日パスタマシンの欠点について書きました。

何度も圧延することで、安易な積層を繰り返すことにより
空気の混入が増えるんすね。
それが大きい場合、加熱すると表面に出るほどポッコリになり
ヤスリをかければそこが均一な面じゃなくボロボロになる。

という欠点。

これは徐々に削り込んでいく旋盤というシステムでは致命的に。

削りゃあどんどんボロが出てくるわけですからね。



んでも、やってみようじゃないすか。


はい、やりました。

普通にパスタマシンで圧延を繰り返したものを棒状にして焼いて削ったもの。

yabo4.jpg

こんな感じになるんですねー。これを1としましょう。



あくまで1は、常温での(ある意味ボロボロの)スカを強引に圧着したもの。
じゃあ、スカルピーを圧着しやすい、多少温度の高い状態にして
それを手で練って棒状にしてみるのはどうか。
いちおう40℃で加熱してから、それをいつものパターンで練ってみました。

それを焼いて削ったもの。

yabo5.jpg

こんな感じになるんすねー。これが2。


さて、これじゃどーにも使い物にはならんわけです。
一度含有した空気を追い出すのは「菊練り」でもしない限り無理。
まあ菊練りでも無理ですが。
2の元スカが1と同様である限り、マジメに練ってもこうなります。


じゃあどうすっか。
もっとも密度の高い状態、すなわち出荷状態で焼いて削ったら?

っつーわけで、買った状態のスカをそのまま切断。
多少温めて形状を調整しやすいようにして、柱状から棒状に。

そんで焼いてみました。

yabo6.jpg

おおー、これならいける。1と2とはまったく異質。

というわけで、削り出しでスカを使う場合は買った状態がよろしい。
って、やる前からわかってましたけど、いちおう実際に試してみたかったんす。

アップで比較するとここまで密が違います。

yabo7.jpg


もっと高温で焼けば精度は格段に増すと思うんで、場合によっては
キャストより適確に使用出来る場合もあるわけです。
最初のテストとしての結果は上等。
グレースカでこれですかんね。
プリモなら樹脂度が高いからさらなる可能性あり。おもしれーなスカルピー。

しかしそれより面白いのは旋盤。

これ、クリクリクリクリと飽きねーな。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 01:20| 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

パスタマシン活用法

たとえば、何か反転したいとします。

しかし当然、シリコンは時間がかかる。

そこでおゆまる登場。

それで起こした型に、パスタマシンで圧延した板を押しこむ。

で、そのまま焼く。で、冷水にポイ。

あっと言う間にスカで反転した複製の出来あがり。

写真はご覧の通り

yabo1.jpg

圧延した3mmグレースカ板。
おゆまる型・オリジナル・反転後。


実際、ゼロからここまで30分かからんす。すっげー。
半球とかポン。
わかるかなあ、こういう工業的ラインがすぐに作れると
ただの粘土だったスカ表現が一段階広がるわけです。


モノを作る場合重要なのはテンポ。
他の人はどーか知らんですが、俺はテンポ。
まず考えることなく、すぐ作業に入れる方がモノに集中できる。
出足が鈍いとただでさえ少ないやる気がすぐにゼロ。

もちろん熟考は不可欠。なので、それは当然済みと考えて
この場合の「考える」は考えているようで実は迷ってるというだけの
足踏み状態ですな。どうやったらラクかなあ、みたいな。
モノを作るプランが出来たら、とっとと実行に移したい。
硬化待ちだの、乾き待ちだのも含め、本来であれば
純粋に表現に悩む以外の部分は可能な限り避けたいわけです。

パスタマシンの素晴らしさは、すぐ実行に直結できる状態に
準備を進められること。

欠点は練りの意味では甘いので、場合によっては空気の
含有率が多くなり、密度が(購入段階の)最密に比べて
低下することですが、まあそこは焼きと工夫でカバーできます。
いやー、クソみたいに便利です。これ。
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2006年01月04日

パスタマシン

面倒なんでブログにしました。
これなら気軽にいろいろアップできようというもの。

いちおう作業に関する情報や進行はこちらで進めることに。

なんで直撃地獄日報でやらねーんだ、というと

なんつーか

あっち

汚れてんですよねー。汚れワードで検索が多いんで

ただでさえマジメにやれないのに、ますます汚れ話に

偏っちゃいそうなんで、心機一転。



さて。

最近導入し、圧倒的威力を誇り我が家に君臨中のニューウェポン。

それは

pastamachine.jpg

パスタマシン。

要は、スカをグリグリ圧延してくれるだけです。超腕利き原型師に教えてもらいました。

しかし数ある商品の中でこれが選択されたのには理由があります。
まずパスタユニット(製麺部)が外せる。写真の後ろ部分はなくせるわけです。
そして3mmまで(2mmが多い)圧延可能。
さらになんとモーターユニットが取り付けられる!
普通モーター物だと2万コース。でもこのマシンであれば1万以内でモーター付きに変更可。

しかし実際モーターはうるさいし、トルクも低いんで無理くりスカを詰め込むと
煙吐くんじゃねーか?っつーくらいヒーヒー言うんで、基本的に手回しだけでOKです。
なにより静かだし、指を挟まれる心配がない(←けっこう怖い)。

使用方法はスカの最初の練り、そして均一なスカ板の製作ですね。
今までクッキングシートでやってた作業がほぼ労力1/10な感じです。

ちなみにパスタユニットで切っても見ましたが、ガッタガタなので論外。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 00:15| 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする