2010年01月28日

ジンガイ・ビフォーアフター4

ジンガイに魂を売る前のカツトシ。

ビフォーカツトシです。

アフターと並べるとこんなバランスです。

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で、顔は出来ているので見える皮膚を。
胸元がざっくり開いたシャツとスーツなので

胸元を

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少し過剰に彫る。


で、1回焼いたらシャツを作り、また焼く。

同時に下半身も終わらせとく。

で、シャツが固まったところで、スーツというかジャケット分を盛る。

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モリモリ盛って、ノコギリワッカツールでサクサク削る。

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途中で脱線して、武器を作る。

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で、終わらす。

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えー、今回は仕上げないようにしたいな、と思ってました。
もっとザクっと指の跡そのまんまみたいな感じで、
立体イラストって言ってもいいくらい荒く仕上げるつもりだったんすが
顔がアフターに合わせて作ってあるため、解像度が高い。
ので、ザクっと仕上げるわけにもいかず、中途半端に形状を
細かく出したスーツになっちゃいまして。いやー、難しい。

最初は上半身裸で日本刀って思ってたんですが、そうすると
毎度の裸パターンなので、割とすぐにキチっとスーツを着せることを決め
そんでカッコいい感じになればいいな、と。

写真だと陰影がイマイチなんすが、実物は満足なラインが出てて
かなり気に入った感じにまで届いた感アリ。

戦争に行く前のエルビスみたいな、キメキメスーツの感じが出してみたかったもんで。

これもまた「カッコイイ」の答えと思っております。

次回で最終。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 16:20| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

ジンガイ・ビフォーアフター3

今回、いままであまりやらなかったことをやってます。
それは表面処理なんですが、リキッドスカルピーを使ってます。

ザックリ彫ったディティールのところにリキッドスカを塗るという
方法なんですが、どういうことかというとこういう感じ。


ただ彫ったところに

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塗る。

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焼くと

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これくらい落ち着くわけです。

何もしてない部分(キバ以外)との差はこんな感じ。

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しっとりと落ち着いた感じが出ますね。

全体的にも彫刻が出来上がった後に、リキッドスカをパッティング
(スポンジでパトパト叩くようにつける)を少しやって
過剰な皮膚感を出してます。これは塗るときにツルンと
行かないで若干ひっかかりがあるように、です。
イヤならキャストの段階で少し削ればツルリは出せますんで
取っ掛かりみたいな塗りかかりとしてプラスしてます。

人体肌だとあんましそういうのはないんで、今後やるわけじゃ
ないですが、そういうこともやりました、と。

他の部分写真はこんな感じ。

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手先から糸を出す種類の虫もいるわけで、手のひらに出糸管。

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クモ形状と人体の背筋の中間を彫るのが楽しそうな背中。

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子供のちんちんのように可愛い糸腹。

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異常発達し、破った革靴を踏み潰しているものの、小指は遠慮がちな右アンヨ。

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まだ変形が進行していないので、靴を破る程度でとどまっている左アンヨ。

実に楽しくやりました。

よく書いてますが、俺はハイディティール造型は出来ません。
必要性も感じないすが、実際に成立させる技術や根気もないわけです。

でもとても必要だと思う要素はあります。

人形、つまりミニチュアとしての魅力。
これはサイズに見合った空間を巻き込む間合いというか
空間に盛り込める情報の度合いというか、そういう
ミッチリした感じ、とでも言いましょうか。

そこに「モノ」がある場合、モノの周囲もモノのものになります。
それが間合い。カタナを構えた人間だったら、カタナが
届きそうな範囲ごとミニチュアライズされてると考えます。

自分は、そういう間合いのいい作品こそいいモノと思う。
動き出しそうだ、とか、なんか物語が見えるな、とか
そういうのがいい造型と信じてるわけです。
もちろん情報量のスゴイ造型に感動することもあります。
ディティールで生命力を感じさせるものもある。

しかし自分には最初に書いたようにそれが無理なので
その土俵で勝負することは出来ない。
だから出来る限り空間を巻き込むような、間合いの感じられる
造型になるよう心がけました。
置いてあったらなんかワクワクする、映画のマケット的造型といいましょうか。
次が見えてくるような造型。そういうのがいいじゃないすか。
へーと冷ややかに感心されるんではなく、おお!とテンション上がる造型。

映画のマケット造型にはそういう部分が多いんですよね。
みんなここからイマジネーションを膨らまそう、と想像力を鼓舞する
切り込み隊長的な力強さを感じることが多いす。

そんなのをずっとイメージして作ってました。

つーわけで、アフターカツトシ、これにて終了。
WFではサフ原型のまま展示予定です。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 19:01| カツトシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月17日

ジンガイ・ビフォーアフター2

さて、作業のご説明。

なんと芯はスカルプアシストキットです。

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このスカルプアシストキット、現在取り扱い中止してますが、
型がダメになったので再生産の予定はいまのところありません。

でも、これ1/6作業にはスーパー便利なわけです。

これを基準に工夫開始。

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バランスを決めて固定を開始します。
マジックスカルプで関節を。
そんで、腰の分割だけ、マジスカの板できっちりと平面を
出して今後の作業でイライラしないようにしときます。

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この段階では「シャチ」と対になるポーズで考えており
顔を正面に考えてます。
足先も変える予定ですがまずは後回しにしてどんどんこのまま
進めておきます。


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顔を作っておきます。

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これはビフォーカツトシと共通なので早めに。
ちなみにビフォーカツトシはこういう方向で。

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手を出しちゃいけないモノに手を出すと
人生踏み外しちゃうぞ、という青少年に警告的なアプローチですね。

そんで顔の方向性が決まったので、肉を盛り続けます。

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楽しいすね。

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もうウルトラ楽しいす。

目玉は鉄球、顔をキャストに置き換えて、さらに進めます。

下半身はズボンですが、右半身の怪物化が先行しているので
破れた表現が必要で、そこだけマジックスカルプで。

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そんで完成。

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芯と関節、ズボンの破れ以外はオールスカルピー。
グレースカだけでしたね。混合スカなし。


次回は細部の話。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 19:40| カツトシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

ジンガイ・ビフォーアフター1

狂犬、金子勝利はシャチを恨み、上州神農會を抜け、
敵対組織である旭嶽連に身を投じ、長い間、復讐の機会を待っていた。

しかしやがて上州神農會は特侠を生み、公安として認可されることとなる。
特侠の技術力、武力そして政治力は圧倒的であり、国家の後ろ盾を手に入れた
上州神農會相手に、旭嶽連は手が出せなくなってしまう。
カツトシは怒りの矛先を奪われた。

特侠。謎の生物を狩る組織。ヤツらは一体何を狩っているのか?

憑かれたように調査を続けたカツトシは、特侠の敵ジンガイの存在を知る。
そのパワーと生命力がケタ違いの生き物は特侠を苦しめ続けている。
あのシャチの命を奪い、上州神農會を壊滅させられるなら
ジンガイと手を組むのもいいだろう。カツトシはそう考えはじめる。

そして捕獲ではなく、駆除でもなく、共闘を目的に初めて
カツトシはジンガイと接触した。そしてその無限のパワー、
不死の肉体を手に入れるため、カツトシは己の肉体を差し出したのである。

その利用価値を見出したジンガイのオヤ、グリゼルダは
カツトシの脳を生かしたまま、暴走可能な肉体に作り変える。

クモの能力を埋め込まれ、狂い歪んだ精神に呼応するように
カツトシの肉体は変形を開始する!

というわけで、クモジンガイの中でも意志を残した特異体、
カツトシという男。登場。(クリックで拡大)

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posted by ブリスターパックファッカーズ at 23:57| カツトシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月08日

透明シリコン用簡易脱泡指南

まずこれを読む。

ご吸引・1

ご吸引・2


はい、読んだら具体的手順ですが、

真空オヒツの内径に合ったケースを複数用意し、
それで攪拌脱泡するように。

オヒツを汚さず、続けて脱泡するためです。

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この場合、ケースも透明がよろしいす。
なぜなら、脱泡すると、ボコボコと泡が膨らみ
場合によっちゃ天井に位置する空気穴にシリコンが
くっついて塞いでしまう可能性があるからです。

なので横から見て泡がオヒツの天井に達しないようにご注意。

ちなみにウチのオヒツの場合、MAXで空気を抜いた場合
膨らむ限界がわかっているので、その限界量をマスキングテープで
貼ってあります。これ超えると危ないぞ、というサインで。


脱泡パターンはというと、

●5分間シュポシュポやり続ける。まあ1Fで十分です。
なに?Fを知らない?通常シリコンの攪拌時間単位がF。
つまり1フニクリフニクラ。攪拌している間中、歌う。
フニクリフニクラ1曲歌うくらいがいい時間。
それと同じくらいシュポシュポやる。登山電車がテーマの歌なので
不毛なピストン運動が意外に楽しくなるという効果もあり。


●10分、オヒツごとガタガタ揺さぶるか、バイブレーターを当てる。
これは出来た泡に衝撃を与えて潰す作業。
ちなみに潜水艦のスクリューで出来る泡は、実はかき回した水が
沸騰した為に出来る泡です。無駄に勉強になるなスカルピー王国。


●さらに数分、シュポシュポやったりする。(これは気分)

脱泡開始から15分でかなり泡は小さくなります。オヒツの中に攪拌ケースがあると
揺さぶった場合衝撃が多くてグーです。

まだ多少泡があったとしても、これで空気圧を回復させると
ほとんど消泡します。


で、流し込む。


この場合、バキュームケースがない方は丁寧にピースで吹きながら
流し込むしかないですね。
モデリズムは1時間もかかったそうですが、粘度が高いので厄介と思います。

しかしバキュームケースがある方は、そのまま放り込んでスイッチオン。
厚さ4センチくらいならかなり廻り込んだ泡まで抜けます。
ハッキシ言って、俺は必需品だと思います。バキュームケース。うるさいすが。
放り込んだら安心して別の作業に入れますし、流し込みでの泡発生の
心配もなくなる。

つーわけで、2時間も放っておけば安心。
硬化を急いでいる場合は泡がなくなったのを確認してから、
食器乾燥機に入れたり、多少温かい場所に置いて強制的に硬化させます。
ウチの目安は12時間ですね。目に見えて大きな収縮もないです。


ちなみに刻んだシリコンでカサを増やす場合も、バキュームケースがあると
大変巻き込みやすい泡をなくしてくれてグー。

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ほぼ心配なし。

安いシリコンが2300円くらいで買えるところ、透明シリコンは3200円だか
けっこうします。そのうえ現金じゃないとポイントとかつかないので
カード主義の方は定価で毎回買わないといけない。
のを、いちいち贅沢に使ってられっか!捨て型だってあるのに。
という方には、やっぱ刻みシリコンの増量が必須ですが、そのためにも
バキュームケースあるといいです。

つー感じでどうすか。説明。このやろう。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 02:57| 道具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月02日

ナナ作り(完)

えー、サクっと製作工程を。

まず芯を算出し、アルミ線を曲げ、マジックスカルプで
曲がらないゾーンを作ったりします。

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顔を先に作ります。

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今回のポイントはクチビルなので、ここは割りと熱心に作ります。

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っても顔を1個作るのは1晩です、だいたい。

そんで出来た顔を芯に合わせて盛り始めます。

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今後を考えつつ(分割とか)、じわじわと育てます。

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髪を作ります。

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ポーズと同時で髪の流れを決め、ついでにドミノマスクをマジスカで作ります。

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ディティールに突入

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この段階でボディはスカルピーで作った後、服はマジスカで
薄いのを貼り付けて作ってます。まだ複製する気があったもんで。

で、ちゃっちゃと着色。
自然光で撮ってみようと思ったんですが

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あんましよくないので結局室内で適当に撮ることに。

ポスターには写ってないすが、ベルトやバックル、背中も作ってます。

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撮ってて思いましたが、このカラーリングは

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完全にこれだな

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というわけでとっとと完成です。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 00:37| タイガーナナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

お年賀タイガー造型

腕を失った安岡は、特侠御用達の病院にてリハビリ中。
サイボーグ手術を受けているため、入院して術後管理しているわけであるが
バイオニックアームはそう簡単に思い通りに動くものでもなく、
適合や調整など、本人ではどうにも出来ない初期設定が多い。
当然、専門家に任せるしかないが、そうなると手持ち無沙汰な時間も増えてくる。

免疫が弱いというのは非常に危険である。
ただでさえ、異物を人体に直接装着することにより免疫機構に異常をきたしやすい
サイボーグ手術後である。免疫不全を起こさないよう細心の注意を持って
観察されていた安岡だったが、意外なところに落とし穴があった。

普段、めったにTVや新聞など見ない安岡だが、入院してしばらくして
新聞に載っていたあるTV番組の番宣広告に気が付いた。
子供向けのヒーロー番組の番宣ポスターである。

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悶々とする入院生活。もてあます時間。
こういったモノに免疫のない安岡は、術後の免疫問題はクリアしたものの
アイドル女優、すなわち若い女性への免疫崩壊が始まったのである。

かくしてヒマに任せて安岡の執着が始まる。
主演のアイドル、三原さとみグッズを集め始めたのだ。

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新番組「鉄爪タイガーナナ」は、古代中国の秘術を使って、極悪非道なピテカン原人

戦う少女の物語である。その少女虎沢ナナを演じる三原さとみが、病床の安岡には
輝いて感じられた。

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それまで携帯電話さえいじったことがなかった安岡だが(特侠の呼び出しはポケベ
ル)
携帯電話を契約、ほとんどやったことがないインターネットに突入。
そしてネットオークションでタイガーグッズを落札し始めたのである。
「オークション猿ヤスオカ」の誕生である。

幸い、安岡の異常な執着に気付いたリハビリ主任、稲見の叔父貴の手により
携帯は取り上げられ、興奮は一応の収束をみたが、最後に憧れのきっかけとなった
タイガーナナの番宣ポスターが病室に届く。最後の落札商品である。

nana5.jpg(珍しくクリックで拡大)

すっかりしょげてリハビリも上の空の安岡だが、ある情報を叔父貴がもってきた。
近々、三原さとみの握手会があるとのこと。
左腕を失った安岡だが、握手会に行ってもいいと叔父貴は言う。
(本来はサイボーグ手術患者は外出許可が数ヶ月は出ない)

しかしそれには条件があった。
安岡は術後の感覚フィードバックレベルをフェイズ4まで引き上げることを
条件として提示されたのだ。これはアームの皮膚感覚の神経接続までを意味する。
激痛と拒絶反応の多発する、厄介な段階である。

安岡は番宣ポスターに誓う。新しい手で握手をしてもらう!と。

かくして鼻面にニンジンをぶら下げられた安岡の必死のリハビリが始まる。
間に合うのか、握手会!



というバックストーリーを踏まえて、安岡が落札した番宣ポスターでも作ろう、と
思い立ったのが運のつき。
ただタイガーセブンを作るより、少しヒネった方がいいな、特侠とからめるには
どうしようかな、などと考えて出した愚かな浅知恵が、その後、3週間近くオノレを
苦しめるとは思いもしまませんで。

かくして31日の午後に完成し、しかも上半身だけっつータイガーナナ。

いろんな意味で自己嫌悪中。(コラ)
posted by ブリスターパックファッカーズ at 01:01| タイガーナナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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