2012年08月10日

妖精の夏 5

さて、すっかり忘れた感ありの妖精の夏ですが。
最終段階まであと一歩なわけであります。

とりあえず2体目のNSP造型のマッコイ。
これは結論から言ったら失敗でした。
失敗のポイントは、この造型ならスカルピーでよかった。
つまりNSPの特性を引き出せることなく終わった、という点。

まず固さとして、持って彫刻できるという点は良かったわけですが
それも結局、本当に慎重に彫る場合、置いてやった方が効率よく
粗盛りにナイス程度の利便感。

で今回はそんなディティールを彫る予定ではなかったので
最終的にこれでヨシとなったところから、シリコンで型を取るわけですが
(どうでもいいけど、カタドリ「象り」と「模り」ではなく
別の素材で型を作るという意味で使われる型取りという言葉は
割と近代的な工芸の発展に伴って生まれた造語なんだと思うんですが、
間違ってるようで間違ってないナマの言語感がけっこう好き。型取り。)
透明シリコンで切り裂きの一発型でない場合、ドテ、不可欠じゃないすか。

このドテが今回クセものでして、手元にあるクソネンド、じゃなかった
ホイクネンドだと、暑さも含めて融着に近いくらいネットリ着いてしまう。
なので剥がすことを前提に表面保護にクリアを吹いたんすが、これが表面殺し。
でもクリアレジンで抜いてみようと思ってたんで、表面はボテ吹きくらいが
いいかもという話を聞いてたので容赦なくボテ吹き。

2012s23.JPG

2012s24.JPG

(実物は首も足もついた状態。これ型から抜いた後の状態)


で表面をガッチリコートした段階で、クソネンドじゃなかったホイクネンドで
ドテ作って、シリコンを流す。反面も流す。

レジン反転の最終形態がこちら

2012s25.JPG

もし、ボテ吹きで表面を殺さないで、シリコン用のドテを作る場合
水ネンドでやるしかなかったわけです。このミズネンドは水で洗い流せるので
こういうNSPみたいな油土には有効なんすが、モノスゲー周囲が汚れるし
気を抜くと水が傷んですぐ匂う。ので、あんま使いたくない粘土。
工房でもあればいいんすけど、自宅ではあんま使いたくない。
クソネンドじゃなかったホイクネンドが臭いのにこれ以上臭いの増やして
たまるか!という心の叫びが聞こえてくるようですね。

ちなみになんで透明シリコンで切り裂かなかったかという点は
イベント前で売り切れてたからです。でもこのサイズを切り裂くのは
スゲーたいへんそうなんで、やっぱ複製ならドテ判断だったと思います。

ってことで、NSPでのこのテの全身像はそもそもが判断ミスで
もうちょっと張り切って複製作るなら、より本格的に工房レベルでやるか
別のテーマでやるがよろしい、という結論に落ち着きました。

次回のNSP挑戦は、1/4くらいの頭、過去の作品で言うと
四代目のバストみたいなものでやってみようかと思います。
もうちょっと特殊メイク魂を思い出して。
そしたらNSPの特性にもうちょっと挑めるんじゃないかな、と。
ちなみにWFで全身NSP原型というのを見に行ったら、やっぱ
向いてねーじゃねーか、と強く感じたのでバストがいいんじゃないかなと
思う次第であります。アメリカみたいなデカ工房があればスゲー
よさそうなんですけどね。他人の工房だったら遠慮なく水ネンド。
あとは1次原型として割り切ってハンドリングのよさを優先するか。


で、次回、妖精の夏最終回。

今度こそ色塗っちゃうもんねこのクソヤローの巻。

これから出かけて色を買ってくるぞ!
posted by ブリスターパックファッカーズ at 12:12| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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