2010年01月01日

お年賀タイガー造型

腕を失った安岡は、特侠御用達の病院にてリハビリ中。
サイボーグ手術を受けているため、入院して術後管理しているわけであるが
バイオニックアームはそう簡単に思い通りに動くものでもなく、
適合や調整など、本人ではどうにも出来ない初期設定が多い。
当然、専門家に任せるしかないが、そうなると手持ち無沙汰な時間も増えてくる。

免疫が弱いというのは非常に危険である。
ただでさえ、異物を人体に直接装着することにより免疫機構に異常をきたしやすい
サイボーグ手術後である。免疫不全を起こさないよう細心の注意を持って
観察されていた安岡だったが、意外なところに落とし穴があった。

普段、めったにTVや新聞など見ない安岡だが、入院してしばらくして
新聞に載っていたあるTV番組の番宣広告に気が付いた。
子供向けのヒーロー番組の番宣ポスターである。

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悶々とする入院生活。もてあます時間。
こういったモノに免疫のない安岡は、術後の免疫問題はクリアしたものの
アイドル女優、すなわち若い女性への免疫崩壊が始まったのである。

かくしてヒマに任せて安岡の執着が始まる。
主演のアイドル、三原さとみグッズを集め始めたのだ。

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新番組「鉄爪タイガーナナ」は、古代中国の秘術を使って、極悪非道なピテカン原人

戦う少女の物語である。その少女虎沢ナナを演じる三原さとみが、病床の安岡には
輝いて感じられた。

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それまで携帯電話さえいじったことがなかった安岡だが(特侠の呼び出しはポケベ
ル)
携帯電話を契約、ほとんどやったことがないインターネットに突入。
そしてネットオークションでタイガーグッズを落札し始めたのである。
「オークション猿ヤスオカ」の誕生である。

幸い、安岡の異常な執着に気付いたリハビリ主任、稲見の叔父貴の手により
携帯は取り上げられ、興奮は一応の収束をみたが、最後に憧れのきっかけとなった
タイガーナナの番宣ポスターが病室に届く。最後の落札商品である。

nana5.jpg(珍しくクリックで拡大)

すっかりしょげてリハビリも上の空の安岡だが、ある情報を叔父貴がもってきた。
近々、三原さとみの握手会があるとのこと。
左腕を失った安岡だが、握手会に行ってもいいと叔父貴は言う。
(本来はサイボーグ手術患者は外出許可が数ヶ月は出ない)

しかしそれには条件があった。
安岡は術後の感覚フィードバックレベルをフェイズ4まで引き上げることを
条件として提示されたのだ。これはアームの皮膚感覚の神経接続までを意味する。
激痛と拒絶反応の多発する、厄介な段階である。

安岡は番宣ポスターに誓う。新しい手で握手をしてもらう!と。

かくして鼻面にニンジンをぶら下げられた安岡の必死のリハビリが始まる。
間に合うのか、握手会!



というバックストーリーを踏まえて、安岡が落札した番宣ポスターでも作ろう、と
思い立ったのが運のつき。
ただタイガーセブンを作るより、少しヒネった方がいいな、特侠とからめるには
どうしようかな、などと考えて出した愚かな浅知恵が、その後、3週間近くオノレを
苦しめるとは思いもしまませんで。

かくして31日の午後に完成し、しかも上半身だけっつータイガーナナ。

いろんな意味で自己嫌悪中。(コラ)
posted by ブリスターパックファッカーズ at 01:01| タイガーナナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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