2009年05月27日

あざらし 2

あざらしは短い毛がビッチリ生えてます。
ので、ツルッと造形でもいいんすがやっぱり短毛を彫らないと。

しかし、毛ってどう彫るんすか?

と考えたところで思い出したのがアメイジングフィギュアモデラーの
猿特集。
その中であったこれ。

hya11.JPG

針を数本まとめたのを使ってたな。

よし作ってみよう。

と、ちょうど買出しデーだったんで、針をいろいろ買ってくる。

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で、丸棒につけて作ってみる。
ビバ光硬化パテ。

hya13.JPG

テストでいろいろ彫り比べてみる。

hya14.JPG

結果、

いつも使ってるツールが一番でした。磨きベラ。
幸せの花はまたウチの庭に生えてた系。

しかしまあガイドにはなるので、こういうツールも
あってもいいかもしんないすが、針は鋭すぎるので
ラップを当てて使用が条件です。針先の丸さはかなり
種類があるので、手芸店で見てみると面白いかもしれんすが
なんかのついで以上にやる価値はなさそうす。

で、まあそれらも使いつつ、彫ってみる。

hya15.JPG

テメー、また片目を潰すのかって?

ええ。

今回はいろいろ過去やった事はそのまま取り入れていく方針なので
フンドシもオッサン体型も向こう傷も採用です。

本当のアザラシはだいぶ可愛いので、これは上半身マッチョで
元気いっぱい追いかけてくるべく、筋肉を決めて、その後に
きっちり脂肪層をつけてダップリとフォルムを作ります。

hya16.JPG
hya17.JPG

ちなみに前回で気づいてたんですが、修正を後回しにしたのが
アゴの位置。骨がおかしいす。

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ご覧のように上あごが下がりすぎてます。
こんなこともあろうかと、口は最終的に調整出来るようにしてあるので
全然平気でございます。

つづく。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 07:42| アニマル同級生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

あざらし 1

アニマル同級生の片割れ、人食いアザラシのヒャルマール。
基本はヒョウアザラシですが、遺伝子操作で若干のパワーアップを
されているアザラシクリーチャーみたいな感じです。

つーわけで製作開始ですが、まー普通に作ったら実物大の
サツマイモみたいになるのは間違いないわけで、複製の可能性を
考えたら中空にしたい。

スカルピーでそのまま作って焼いて、後で中を削れば?と
思う方もおりましょうが、サツマイモは中まで火が通るのがどれだけ
面倒か予想はつきましょう。いちいち竹串刺すわけにもいかないすし
ムクでスカ塊にしたら、熱伝導の不均一でそこらじゅうヒビ割れるのは
間違いないわけです。
かくして分割を前提に、一緒に焼ける芯から作成します。


とはいえ、だいたいのサイズを出すために、まずはデザイン。

hya1.JPG

基本的にデザインはサイズを出す為のものでしかなく、全然これとは
違うことになりますが、大きさはガイドを作っておかないとなので
仕方なく描く。

で、それを基準に、紙粘土か石粘土で(今回は加工が楽なラドール)
中身の形状を作成。

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乾かす。

乾いたら、下の部分も作って乾かす。

hya3.JPG

これが中空の中身となって、スカルピーを貼り付ける基本になるし
焼く場合は治具にもなります。

で、グレースカ板(出荷状態を圧延という基本の板)を貼って
分割できるようにして焼く。

hya4.JPG

まー、スカルピーは焼くと歪みますんで、冷えるまで気をつける。
ここで4mmのアルミ棒を切って、ダボにしてかみ合うように加工。

カポカポはずれる、薄いスカケースが出来上がります。


もう一つの分割、頭部もカポっとはずせるようにするため、
同じ要領ですっぽりとハマる頭部というか首カバーを作ります。

hya5.JPG

最終的にこれは接着するかもしれんすが、作業上、分けてた方が
作りやすそうなので、分けておこうかな、と。


えー、ちなみにいまさら言うな、ですが
こういうもの(動物&中空&ラドール芯)を作った事がないので、
よくわかんないから2手先くらいしか読まずにザクザク進めてます。
成功の確信はございません。

中空での問題や、焼いた場合の問題もいろいろ生まれるかもしれんすが
考えて考えて考え抜いてる時間が無駄な気がしちゃうので
ザっと手順を考えたら、まあいいや程度で進めていいと思う派。

間違いを犯さないように考えちゃうんだよな的な話をよく聞きますが
バカヤロウ。最初っからうまくいくわけねーだろ。お前は神様か。です。

特急で突き進んで、もし間違えても、特急で戻ってもっぺんやればいい。
急いだ時間が無駄になるかもしれんすが、各駅でゆっくり1回しか作らないより
倍試せるぜ、くらいのテキトーぶりでいいんじゃないでしょうか。
子曰く、バカの考え休むに似たり。
粘土いじって怪物作って喜んでる時点で、少しバカなのは間違いないわけですから
スタートしたらビシビシ行きゃーいいの。と、運慶だったら言うな。たぶん。



さて、大体の枠ができたところでとっとと盛りたいところですが
厄介な部分が1つだけ。

口の中です。

だいたいアザラシの歯っつーのは、なんか「山」みたいな形で3本みたいな
面倒臭い形状。それが最低上下で16本。その他に犬歯とか門歯すからね。

幸い大きさは殆ど一緒で並んでおり、これは複製で行ける。

つーわけで1本だけ作る。

hya6.JPG

で、シリコンで型を作り、そこにスカルピーをグニっと押し込んで複製。

hya7.JPG

これで十分す。

揃ったら、歯茎部分を作って、植える。

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歯と舌は別パーツにしたいので、この歯茎ごとはまるようにします。

上手く組み込んで、厚ぼったい舌でふさぐようにして口の中造形を終えます。

それを頭部の骨くらいの固定可能な受け口を作って、さらにその頭部を
さきほどの首カバーパーツにつけて、焼く。

hya9.JPG

ちなみに腹部に支えとなる前ヒレの基礎を作ってあります。
ここまでくれば後はディティールを盛るだけ。
こんな感じでビシビシ進める予定

hya10.JPG

これで3種、準備は全部終了。あとは盛って悩む楽しい作業しか
残っておりません。

あくまで自分は、ですが、後から「まくれる」作業までは
進めておくのが安心です。ここまではある意味、創造的な工夫はゼロ。
誰でも出来る作業すが、ここからが楽しいご馳走三昧で、自分にしか
出来ない領域と向き合う、真の意味で創造的な作業。
マストロゲンを噴出させながら頑張ります。

鐘か娘かあざらしのどれかにつづく。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 05:37| アニマル同級生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

北欧娘 1

次回WFに間に合わせたい新作のもう1つが、日報でも書きました
北欧産の美少女です。だいたい14から17くらいの間の。

これは外人の顔をバストでいいから闊達に作りたいシリーズとして
考えてます脱線リハビリ企画、

「特侠番外地 : 強襲! 猟犬の一族 フンドラーケファミリエ」。

hundlake.jpg← 一族のマーク

の1キャラ。
スウェーデンから襲来するジンガイ狩りの8人の男衆なんすが、
この他に紅一点おります娘さんだけまず全身像で作る、という目論見。

かくして決定、
「関東姉御ロック」「大激怒!ムエタイ看護婦」に続く
サンダー女性造形第3弾の

「北欧女学園 アニマル同級生」だ!

ちなみに、それは「冷血イルヴィ」と「人喰いあざらしヒャルマール」
の組み合わせだから、アニマル同級生です。

なに?病院を紹介したい?作り終わるまで待ってください。




さて、その北欧娘、イルヴィ。
まずサイズを決めてデザイン。芯も決定。衣装は仮。

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毎度のごとく、足元から攻めます。
足袋と同時にハーフブーツの底だけ進めておきます。

yl2.JPG

焼き時間の同じヤツは一緒にしといた方が効率いいすからね。

で、それに足首までをグレースカ盛って(右端)、
手前の治具にスカ板を巻いて(右から2番目)
とっとと作ったブーツ部分を(左から2番目)
くっつけて、ブーツの形状を作る。(左端)

yl3.JPG

そんで焼いて軽くヤスリをかけられるくらい焼いて、
基本の形状を作る。

yl4.JPG

そこからスカ板でブーツのディティールを作っていく。



と同時に無駄な小道具、少し不真面目な学生カバンも作るんすが

途中をすっ飛ばしてしまい、出来てしまってます。
仕事の合間に暇みて少しずつプラスし、焼いて、プラスし、で。

まあ板作って、貼って、やすって、貼って、です。作業は。
注意点はスカ板を貼る場合。空気が入ると膨らんじゃうので
それがないよう慎重にするくらいで。あとは低温で焼く。
100度20分とかの繰り返しです。

yl5.JPG
yl6.JPG

ビニールテープを巻く持ち手と、金具だけアルミを加工してます。
持ち手は外れるようにしてあって、今後作業しやすいように。
ビニテの替わりに丈夫なマスキングテープ(名前忘れた)を巻きました。

靴もディティールもやりつつ、こんな感じでまず

yl7.JPG

で、ポーズもだいたいキメ、イルヴィの準備は終了。

yl8.JPG

続く。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 06:45| アニマル同級生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

梵鐘奇遇 3

まず今回の体型は純和風ですから、肩幅狭く、頭がでかく、
足が短く腹は出ている「ちっこいけど手に負えない日本のオッサン」が理想です。

基本の体型を決定し、サイズを算出したら骨組みの検討をします。

bon5.JPG

今回はさらに、台座がつくので(鐘楼から担ぎ下ろした感じにしたい)
台座も検討。スカ板で組んでみます。
スカなのはあとでディティール入れて焼くのに便利なんで。

bon6.JPG

このスカ板は、グレースカを練らずに切断したものをそのまま
パスタマシンで圧延。タイルに乗せて110度で30分ほど。
瞬着で組んでおきます。ここは適当でも十分。


で、ポーズを組むのに足元だけは固めないとだめなので
毎度のことながら足元だけ先行して作ります。

今回は祭りなので、地下足袋ではなく白の「岡足袋」を履かせます。
イコール、雪駄も必要なんで、サイズを割り出し、圧延グレースカを切り抜く。

鼻緒や芯の位置だけ決めておきます。

bon7.JPG

ちなみに粋な雪駄は前がすこしあがって、カカトが落ちているので
余ったシリコンで作ってあった治具となる板で傾斜の形状を調整しながら
焼きます。これは何度もアルミ棒を出し入れすることになるので
丈夫にすべく、120度30分かな。続けて何度も焼くので
追い焼き前提でそれくらい。

bon8.JPG

で、その底板を基準に、足袋を盛ります。手に負えない人の足らしい
甲高というあんま扁平ではない足で、踏み込んだ足の指の形状を
意識しつつ、70%くらいまで作って1度焼きます。

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70%なのは、シワや最終仕上げを加え、またもう1度焼くから。
ので、高温で一気にやらず、気泡が出ないよう100度で30分焼いて
硬め程度で抑えておきます。


さて、台座。
立ち位置を決めて必要な補強をし、さらに床に当たる部分も。

bon10.JPG

石畳みたいな地面を必要最低限作るので、組み上がる形を計算し製作。

本体以外のストラクチャーがこれら、ということになりますね。
スカ板を前のと同様切り抜いて長く焼く。110度30分だったかな。
紙の円は、これ以上大きくしちゃいけないという、回転台のお盆のサイズ。


で、アルミの3mm線を曲げて骨格を作りポーズを決め込みます。

bon11.JPG


梵鐘も乗せてみる。


bon12.JPG

背中の刺青を見せたいので、そんなポーズですね。


骨組みに関しては未だに正解はわかりません。
確かに肉の中央に芯が確実に通るのであれば有効かもしれませんが
躍動感のあるポーズをとった場合、芯が邪魔になる場合がほとんどです。
針金曲げ芯程度では、人体の可動範囲の正確なトレスは出来ないんで
あくまで目安にしかならないわけです。

関節のみ可動させ、関節間の長さを曲がらないようにそこだけスカを
盛って固めておいても結果は同じ。
芯は彫塑中、つぶれない程度に必要だけど、可能であれば無い方がいい。

粘土で作る限り、粘土の持つ自由な可塑性を制限するようなものは
無い方がいいす。
かなり出来上がったあとでも、グイっと捻ることが出来るのが粘土。
そういう自由さを残しておくべきと思い、毎度芯はテキのトーです。

ここまでで、やっと面倒な準備完了。

あとは楽しい「盛り」開始。つづく。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 00:52| 梵鐘奇遇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

梵鐘奇遇 2

いよいよ再始動です、梵鐘奇遇(つりがねちょうはん)

本来、干支造形のはずだったんですが、結局その夢かなわず
11月からストップ。
半年の間にこの造形の意味も変わり、いろいろ変更が。

ちなみに1回目がコレ


造形的な変更点はないんですが(兜要らないかも)
気持ち的には大いに変更しております。

というのもこれで海外に喧嘩を売りたいという気持ちがMAXに。
エセ和風みたいに媚びず、退かず、純和風でとことん
押し切って勝負したい、という決心。っつーか欲望。
試してみたいぜ俺の腕。クリーチャーやマッチョバカの本場で
俺は通用するのか。もう試すっかねえ。くらいなもんで。

そういう気持ちで再スタートなわけです。



さて。

そもそもですが
まず、一番最初に頭にあったのはこういうことです。

bon1.JPG

まさに男の理想すね。これぞファンタジー。
空手とかオッサンとか、自分の人格形成のだいたいはこれのせいです。
でも鐘を絡ませないといかんわけですから、これは気持ちだけ。


で、具体的なポーズに悩んだ時、最初に頭に浮かんだのがこれ。

bon2.JPG

月岡芳年は特侠のシールドにも引用させてもらってますが、
もし複製した場合、梵鐘のせいで高額になったら困るので(まずなる)
複製費用を抑えるべく、鉄骨バージョンにも併用できないかな、
という目論見がありました。
そんで併用なら、とこのポーズが浮かんでまして、この段階では
釣鐘テッペンの竜頭を掴んでいるポーズで考えてました。


しかし、海外に雄飛可能な造形の必要性が格段に増した現在。
安い鉄骨バージョンとの併用なんかもうヤメ。
でかいのそのまま担がせようじゃないすか。鐘(金)のことは
あとで考えればいい。としておこう。


となると頭に浮かぶのはこれ。

bon3.JPG

平田弘史先生が描いておりますこの傑作。
これをそのまま立体化したいくらいです。

俺の平田リスペクトは尋常ではないですから
先生の御尊顔からヒゲをとったら、実はあの造形のモデルです。

とにかくこんな勢いで不死身の化け物を鐘で伏せたら、そりゃカッコいい。
でもこの絵で究極じゃないですか。
もうこの絵に勝つ方法はまずないんじゃないか、と
思って悶々としてました。(手を動かしてないだけですが)

でも、行ける!と腹をくくった矢先、まさかのコレを思い出しまして。

bon4.JPG

「侠客立ち」です。
すっかり忘れてましたが間違いなく深層では影響を与えていたはずです。
思い出した瞬間は、ああ!鐘!任侠!ヤベー!完全かぶった!と顔マッサオで
あわててコミックを買いに行って確認しました。
ここで本質がダブってたらこのアイデアはアウトだ、と覚悟しましたが
本編を見たら似て非なるものだったんで一安心。



娯楽における創作は他の作品の影響なくしては成立しません。
さまざまな体験で得た他者の創り出したものを、自分のフィルターを
通して再構築するのが「独創性」であり、誰も考え付かない突拍子もない
アイデアを言うわけではない。(芸術はどうだか知らないすが)
アイデアとはまず単発で、創った人間の人格を反映するものではないです。
しかし「独創性」と言った場合、一貫して提示されるその人の「判断力」を
指すと自分は解釈してます。
共通の知識や基盤の中から個人的な審美眼をもって選り抜かれたモノの再構築。
それが個性であり独創性じゃないすかね。自分はそう思ってます。

なので上の4枚と同等に並べられるよう頑張らないといかんわけです。
一箇所もパクったり日寄ったりしてねーけど、魂は同じ勢いがある!でないと。
その結果、並べてなお全然負けてねーぜ、ってのじゃないとダメなわけです。

このテのはこれ以上知らないので、この先達を掲げて敬意を失わなければ
もう全開やりたい放題です。よーし決まった。行っちゃる。

つーわけで、ポーズも決定、諸準備も整い、いざ製作開始。

でも、長くなったので次回へ。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 13:41| 梵鐘奇遇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月20日

メカトロGK 4

少し直しました。

ホビコン用の背景も作ってこんな感じ。

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直したのはどんなかというと

こんな感じ

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大きい違いは肩のメリハリとズボンの尻近辺。
そして全体的なフォルムすかね。
少し「普通」に歩み寄りました。

とりあえずこれに若干色調整したものを展示しときます。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 23:27| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

メカトロGK 3

えー、前回の手がこれ。

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そんでホネ組みを作って

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盛ったら工夫をしつつ、ディティールとかつけて

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完成

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ピカーン



ステキなお帽子を

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脱げばピカーン2

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帽子&ピカーン。

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ぐるりーん

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こんな感じです。


えー、青春時代に戦前を体験している技術系の純日本人なので
かなり不恰好を意識してます。
短かめの足はゴワゴワの作業ズボンの膝が出て
(しゃがみ仕事が多いので)、安めのジャケットは胴の長いモッサリ味。
胴が短いとフライトジャケットみたいでカッコよくなっちゃいますかんね。
前回のオヤジさんは機関車技師みたいのをイメージしてた部分もあるんですが
今回は完全に町工場。アタマも大き目すが、ぎりぎりカッコよさそうな範囲に
おさめたつもりで、適度にリアルで適度にディフォルメしたつもり。

モデリズムと相談して、まだ何か追加やエッジを立たせる必要があれば
量産前にプラスします。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 07:59| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

ムエタイ看護婦秘話

絶賛発売中のムエタイ看護婦について、書き忘れてた事を思い出しまして。

ウチの近所のカレー屋で食ったマトンカレーは、ナンで食って指先につくと
見事なオレンジ色に染め上げてくれます。

81116a.jpg(←今日のこの指見て思い出した)

こないだの夏のWFの前日。

いよいよムエタイ看護婦が完成し、スカルピーに白サフを吹き、
あとは着色するだけだな、となりましたのが午前中。

ふと見ると、買った覚えがないこれが。

81116b.jpg

おおー、マスキングゾル。いいかもしんない。使ったことないけど。

塗装に関して小学生レベルのワタクシですが、何か使えると思って
買っておいたに違いない。
で、まず、露出している肌部分を塗るのに、このマスキングゾルで
白衣部分をカバーして、それからベース色を塗ればいい。

と、考えついたわけです。バカはバカなりに。

そんで、それを白衣部分(白サフをベース色にして水色にする予定)に
ベタベタ塗ってがっちりカバー。

乾かしているうちに、カレーでも食ってくっか、と出かけたわけです。


しかし

カレー屋でカレーがまだ来ないうちに、俺の指がオレンジ色。
うわ、カレーついてる!と思ったら、さっきのマスキングゾル。
なんだマスキングゾルか、と思ってペリペリと剥がしたら、
指にクッキリオレンジ色が残っている。

おかしいな。カレー並にオレンジ色に染まってんじゃねーか。

色が残るっつーか、色移りすんの?

それ、さっき白衣にベッタベタ塗ったぞ俺?

指はオレンジすが、俺の顔は真っ青です。

基本的に塗装において、問題が発生しても対処する技術はゼロ。

顔は真っ青ですが、アタマの中は真っ白。

速攻でカレーをたいらげて、家に戻るとそのオレンジゾルが

ガッチリ

食いついて

離れない。

ぬあー!コロス!俺コロース!なんでテストしなかった!


とリアル地団駄を踏むこと5秒。すぐに気持ちは切り替えます。
明日WFだかんな。ふざけてる場合ではないわけです。

サフ面には見事に食いついてる。それが首元から何から
かなりの広範囲。削りたいけど、原型が傷む。
だから傷つけないように腐れゾルを慎重に剥がしはじめるけど、
剥がれないんだな、これが。

罵詈雑言の一つも吐きたいとこすが、しつこいくらいに明日はWF。
タワゴトをのたまってる時間はない。
でもこのオレンジのダレダレを剥がすまで塗装には入れない。

剥がすっかねえ。

それから少しずつ、針みたいなのでクルクルと小さく巻き取り、5ミリ進んではちぎれ
巻き取りとちぎれを繰り返すこと正味3時間。その間ずっと同じ姿勢。

懸命の努力で、どうにか全部剥がしてみたら、そこには見事な

オレンジマダラ。

きっちりと白部分にオレンジ色が移って、牛みたいになってるわけです。



つーわけで、最初は水色で計画してたナース服はオレンジの上に
乗せても目立たないピンクで行くことに。

まあ結果的にピンクでよかったのかもしれんすが、
もしムエタイ看護婦を組み立てて塗ろうかなと思ってる方がいましたら
水色もいいかもしれませんぜ。
俺が最初に夢見た看護婦は、若干冷たい衣装にかわいい
桜色のクチビルだったのでございます。

そんで、スカルピーのサフにあの腐れオレンジは絶対ダメです。
誰もやんないとは思いますが。

遠い夏の日のヒトリゴケ(※)の思い出です。



※ ヒトリゴケ:一人ごけ 意味:単独事故

バイクで電柱に激突した時、警察が呆れた調子で無線で
事故状況を一言で報告してた、悲しいお言葉。
折れた足の痛みに耐えつつ、屈辱にも耐えた19の夏。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 05:16| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

メカトロGK 2

いろいろこまごまとした部分から進めてますが、とにかくまず頭を仕上げないと。

つーわけで、オヤジさんのトレードマークというほどでもないですが
鳥撃ち帽を。

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でも




no10.jpg

はい、ツルっと来た。



ナナメから見ても

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トクティだ。

なに?トクティで意味が通じない?トクトウで辞書を引け。


じゃなくって、テメー面白半分でハゲチラ造型したんか!?
人んチの人形だと思って無責任に!!


と、キレ気味のモデリズムファン。


落ち着け。


たしかに面白半分にやってるけど、それはこの人形に限らずです。

そうじゃなくて、ハゲてる方がカッコいいでしょが。
モデルにしてる俳優もハゲており、その落ち着いたハゲっぷりが男らしいんす。
頭を使う技術者はハゲるんです。フィルティペットとか。違うか。


いずれにしてもそういうわけで、予定では帽子も一体で行こうという話だったんすが
やっぱし分けました。

帽子ありもいいすが、ナシもいい。ので。ただそんだけ。


で他にボディの準備を進めつつ、可愛い革靴とかも作ってます。

no12.jpg


ちなみにですが、顔はやっぱ100度で。
熱源に顔を向けずに、気泡を恐れつつ慎重に焼く。20分くらい。

固まったら首元とか調整して、また同じように。

そんで、頭に石粉(タルク。ベビーパウダー)を少し振って(離型用)
圧延した薄いスカをペッタリつけて、そんでまた低温で焼く。

形が決まったら頭から外して、高温130度20分くらいで焼く。

そうするともうめったなことでは割れない水泳帽みたいなのができる。
ので、ガシガシとヤスリをかけて調整。
ツバと形状をつけて、再び焼く。また低温。

そんな感じで進めております。


靴も、最初に圧延したスカで靴底を作って焼いて、そこから上を盛る。
ナニゴトもベースを作って安定させてから盛る。
そうすっと早いです。ガイドにもなるからサイズも狂わないし。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 06:09| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

メカトロGK 1

メカトロフィギュア、ちゃんとした1/12オヤジさん開始。


以前に作った展示用のオヤジさんは、こんな感じでした。


しかし今回、驚異のビームスメカトロの発売にあたって、何か
援護射撃的GKはできないものか、ということになり。
同スケールの人形で行こうと決定。
乗せるのではなく、傍らに立たせるのであればオヤジさん、と。

じゃあ、その以前のオヤジさん量産しちゃえばいいだろ、と思うでしょ。
バカヤロウ。
あれは味があったかもしれんすが、急いでたんだぜ。デッチだデッチ。
デッチアップ。
だからビシっと作り直すんだ。

全部。



というわけで、完全新規造型でスタートです。

前回とサイズは同じですんで、芯を作ったりは迷いません。

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こんな感じで、アルミの4mmの棒に混合スカくっつけて、焼く。


そんで、楽しく盛る。

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できるのだった。

no3.JPG
no4.JPG
no5.JPG
no6.JPG

途中もクソもないです。1晩なんで。


前回のオヤジさんの顔と比べるとこんな感じ。

no7.JPG

指の大きさからもわかりますが、1/20だったサクラと比べ
物凄く作りやすいので、迷いません。ジジイだし。

ただ今回は、リファインということでちゃんとモデルの顔を据えて
リアル方向で処理してます。

陰影を見てもらってもわかりますが、良い人形の条件は
デッサンが狂ってないこと。当たり前のことですが、ディティールが潰れても、
つまり遠くから見ても「正しい」カタチにしとけば、まー、失敗はないんじゃないすかね。

それでいて、忠実に縮尺してもダメなんで、キモになると思う部分は
若干マンガチックにディフォルメして強調することが重要だと思ってます。

例えば今回で言えば鼻と目。無駄に少し大きいす。
鼻なんか特にもっと小さい方がリアルと思いますが、実際に小さいと
リアルだけど面白みに欠けるんすよ。

忠実に縮尺すればするほど、表情も縮尺されます。

だから肉眼で判別可能なくらい、サイズに応じて表情は加減したほうが
いい塩梅になるんじゃないでしょうかね。と思ってます。

まあこのへんは作り手の個性ですんで、俺は忠実がいいんだ、という人は
キッチリ忠実にどうぞ。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 04:44| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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