2008年11月03日

梵鐘奇偶 2

たぶん完成した姿はほぼ半裸決定な牛頭さんのもう一つの小道具は

兜。

これも作っておかないといろいろバランスが見えないと思うので
とっととやっておきます。

で、干支造型たる「牛らしさ」を出すのはこの兜に頼るほかないので
(移植された皮膚が怒りで変色して全身が牛の柄みたいに・・・、
とも考えたんすがうるさくなるだけ臭いんでヤメました)
まず資料だな、と情報収集開始。

牛の角の兜と言えば、黒田長政の桃型大水牛脇立兜が有名らしいので
検索したら、プラモがある。1/4。これは参考になりそうだな、と思った翌日
ヨドバシで見つけ買おうとしたら、セロテープで箱が開けられなくなってる。
1500円するんすが、中が見えない。
そうか、きょうびのプラモってのはこういうもんか、と驚きつつ
しょうがないんでそのまま買って、茶店で開けてズッコケました。
参考にもなんにもならんのでございます。

しょーないので、甲冑の本を購入。これが大当たり。
大変勉強になったうえ、ヤマッ気まで呼び覚ますナイスな資料で
別な意味で創作意欲が湧いてきますなー。甲冑。

そうなっちゃうと、もし俺が兜職人なら・・・、と思っちゃうので、指の向くまま
徹底してオリジナルで、しかも当時はやってなさそうなハッタリの効いたのを
やってみようと思いまして。洋モノ臭いフォルムを感じさせつつ、完全和風のを。


さて、今度は全スカ予定です。

サイズを決め、基本となるスカ半球を作ります。
これは圧延したスカをステン半球に被せて焼く。

それを基準にいろいろ加工開始。

って、はい、途中の写真、全然忘れてました。

ので、まあこういうものを治具にして作ってたという道具写真でご勘弁。

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圧延したスカルピーを形に切り抜いたりして、こういう金属の小さなモノとかに
つけて焼いて、パーツを作ります。
まあ特侠のカブトと同じですね。気になる方は製作記事、さかのぼって探してください。


で、結果

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一応1/6なので、安岡の顔で調整。

そんで、最後にシコロ(後ろのカサの部分)に手を加え、サフを吹くとこまで進めました。

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スジ部分は0.8mmの鉛線を貼ってスキマをリキッドスカで埋めて焼いてます。

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右から参考になるかと思った1/4プラモ、1/6だと口ばっかのオモチャ、
奥のドカヘルは大塚さんの付属のヤツ。

というわけで、兜一段落。
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2008年11月01日

梵鐘奇偶 1

来年の干支は牛です。

最初は全く迷わず、いつものように獣人を作ろうと思ったんですが
ここしばらくいろいろ考えるところありまして、特侠関係じゃない造型を
やってる場合ではないと思い至りまして。
限られた実弾を悪フザケに使ってる場合ではないわけです。


じゃ特侠で獣人やるったらジンガイか?とも思ったんですが、
哺乳類に属するジンガイを出す予定はありません。

というわけで、だったら獣人レベルの隊員をやろうかと。

でも顔がなんとなく牛っぽいというのではあまりに芸がない。
さらに、今回は彫刻として海外アピールできちゃうようなのがやりたい。

で、考え抜いた結果、決定したのが「梵鐘奇偶」

ボンショーキグーではなく、「つりがねちょうはん」と読ませます。

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特侠関西支部第壱侠隊所属の、ベテラン隊員「牛頭和男(ごずかずお)」

東にお祭り娘の脱ぎ奉行「杉本杏奈」あれば
西にお祭り男の暴れ牛こと「牛頭和男」あり。
非番になると出向いてまで各地の祭りに参加する名物男。

その牛頭さんが、ある祭りに出張った時、ジンガイと遭遇。
侠隊の到着を待つまでもなく、祭りと人々を守るべく応戦を決意。

しかし武器がない。祭りなもんだから裸一貫。
そこですかさず牛頭さんは近くのお寺に飛び込んで、奉納されている
鎧と刀を勝手に持ち出し、たった一人で大暴れを開始。

だが死なない化け物相手の戦い。いくら豪力無双の牛頭さんとはいえ
いずれ力尽きるのは目に見えている。

一計を案じた牛頭さんは、おもむろに、鐘楼にあった釣鐘を外す。
そしてあろうことか、丁半博打よろしくツボ振りのように
釣鐘でジンガイを閉じ込めてやるというのだ

もともと常識のない祭り馬鹿の牛頭さん。
いくらなんでも釣鐘を振り回そうなんて、無理。と周囲が突っ込もうとした時。

奇跡が!

祭りのパワーと、火事場のクソパワー。
さらに勝手に拝借した由緒正しき武将が寺社に奉納した
「黒漆塗頭形鬼火牛角脇立兜」
(こくしつぬりずなりおにびうしづのわきだてかぶと)の
霊験あらたか(と牛頭さんが思い込んだ)神懸かり的パワーも手伝って、
むんずと掴んだ釣鐘を担ぐなりジンガイに迫る牛頭さん。

嗚呼それは、江戸時代の武者絵と見紛う男の晴れ姿。

さて

鐘が伏せるは邪か蛇か。

張るは不退の侠骨のみ。

見事、盆中駒捕らえましたら、

目出度い祭りの余興がてら

御笑納願い申し奉ります

梵鐘奇偶、いざ勝負!

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なんつー毎度のヨタ設定で

要はおっさんが釣鐘をぐわっと一担ぎしてるところを作ろうと
考えついたわけなんですが
テメーの設定はサナダムシ並にナゲーなこのやろう
とお怒りの御貴兄も多いと思うのでとっとと製作開始です。



まずなにより主役ともなる鐘。

どうやって作るんすか。わかりません。

でもこのサイズが決定しないと、担ぐポーズも決められない。

に加え、これがショボいと、相当イマイチになるだろうから
できる限りちゃんと作りたい。

考えたあげく、湯のみを逆さにして型とればいいんじゃね?
と結論して探したんですが、小さいし望んだ形のがない。

ちょうどいいのがねーなら、やっぱ作るっかねーす。

条件としてはそれを担がせて人形作るんで、軽くて丈夫じゃないと
ダメなわけです。

で、検討と逡巡と混迷と彷徨の末に、プラの大きなグラスを発見し、
100円ショップのソバ湯のみと組み合わせこういうのを作成。
グラスの下の部分を切断して、湯のみを被せ、まっすぐ接着します。

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で、ポリパテを盛って、形状を整えます。
そんな厳密でもないんで、クッキングシートの上で、半面の型紙
(PPシートをハサミで切ってささっと作成)を押し当てて、
さほど正確さもナシで大体で回して成型。

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サフ吹いて、穴埋めて、こんな感じに。


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で、メインの形状の上部分以外は完成。ほぼ全プラなんで軽いです。

しかしここからが大変。鐘の表面にはけっこう柄が存在するんす。

部分部分にちゃんと名称があって、テキトーというわけにはいかない。

のでちゃんと研究した後、2晩かかってディティールを作成。

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プラスジはエバーグリーンとプラステリコでしたっけ?オレンジの短いの。
あれの半円を貼って、ポッチはアルミの丸リベットの頭だけを切断したもの。

あとは表面ならしてちょい表面処理するだけ。

さらにこれで持ち手となる龍頭が必要なんですが、

そこは難しい彫刻が必要なので、

一発

ビシっと

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スカルピーで(やっとか!)


次回に続く。
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2008年09月28日

六代目

仕事が、ひとつはチェック待ち、ひとつはスタート延期、と
すこし隙間が出来たので、進行中の巨大モノを進めつつ、
速攻でこしらえました。途中経過写真はなし。いきなり完成です。

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スカルピー的に説明すると、焼いたのは4回。

顔および全体で1回。100度20分。

基部をやり直したので1回。100度20分。

髪を盛って、最終仕上げ前の準備部分をつけて1回。100度20分。

よだれかけで1回。100度20分、120度15分。

ええー?そんな低温で焼いてんの?と思われる方もおりましょうが
固まりゃいいんす。この場合。

前にも書いたけど、高温で一気に焼くと、表面と内部の温度差で
膨張差が発生してヒビが入るし、表面も練りこんだ気泡の膨らみが出たりして
いい事全然ナッシング。
特にこういう面倒だから一発でムク、なんてーのは
低温でゆっくり焼いて、そこから高温で多少表面を調整し、
ガラスのようにゆっくり冷やします。ともかく急いでヒビ入ったらバカバカしい。
説明書になんて書いてあろうが、必要な事柄とその関係性を正しく理解して
無理なくカタチにすればいいと思うわけです。男は常にマニュアル無用。
ケースバイケースでなんとかなるっつーか、大体でいいんす。


で、今回はさすがになめらかなモノでないといかんので
若干のスポンジヤスリをアテて全体を仕上げてます。

たぶん、純粋な彫刻時間は10時間くらい。
とにかく出来たので、ソッコで色塗って完成。
金吹いてまたエナメルぺちゃ男、で。

高さはわずか7.5cmです。早いはずでございます。
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2008年09月09日

四代目 6

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つーわけで、日本男児の角刈りと、着物を追加。
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2008年09月08日

四代目 5

基本の彫刻終了。

ヘラ跡まんまで均しはしません。

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老いてなお鋭さを失わぬ瞳で

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見つめる彼方には

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左眼を奪った仇が映っているのか

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つーわけで、こんな感じ

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ウシロアタマも

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こんな感じ

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傷はつけようと思ってました。

老人としてやりすぎずカッコよいギリギリのところを狙ったつもり。
シワは彫ると楽しいんすけどね、そればっかになると弱々しくなっちゃうんで。
日本のハードジジイとしてのカッコよさを追ってみたつもり。


しかし、この後、驚愕の作業が待っているのだった!
posted by ブリスターパックファッカーズ at 21:53| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

四代目 4

こんな感じ。


いろいろ迷いつつのんびり調整中。

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顔として成立している事と、立体物として面白い事は違うので
いろいろ迷っておるわけです。


どれマユゲでもつけてみるかいな



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posted by ブリスターパックファッカーズ at 20:56| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

四代目 3

こんな感じ。


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合間合間なんでそんな進んでないです。髪は最後です。

ただ片肌脱がせて、肩口に「侠道如水」と彫ろうと思ったんすが
完全にブラジルの柔術選手のいい加減日本語タトゥーみたいに見えたんで
ちゃんと羽織を着せることにしました。

でもそこはもしかすると革半纏にするかもしれないす。
革半纏は粋な火消しのテッペンユニフォームとしてはかなり重要す。

でもでも、裸が彫りたいってのもどうしてもあるんすよね。
全身傷だらけの老人の裸。グラビアアイドルの2万倍見たい。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 23:49| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

四代目 2

見たら前回は3月22日

5ヶ月の間が空きましたが、再開、四代目。

完全に前回のまんま、埃がかぶらないように保存してたんですが
すぐそのまま彫刻開始。

これがまず

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こう

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笑顔まぶしい兄弟分である、ふんどし入れ歯の稲見の叔父貴に比べると
組織の責任を常に背負って、険しさの抜けない四代目。
己への厳しさと、危険を強いねばならない心苦しさを
出せたらいいなと思っております。
そのシワクチャな目の向こうに見据えた理想の果てが
ちょっとでも伝わるように彫りたいすね。
特侠すべての根幹となるこの老人を一言で表現するならば


「不屈」


他人事のようですが、カッコいいのが出来るといいな。頑張るぜ。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 22:47| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

WF08S - ムエタイ看護婦完成

テメー、小物作りからいきなり完成たぁどういう了見だ、と憤慨の皆様。
面目次第もございません。
本気で作ってると写真だの撮ってる時間というか、気持ちがございません。
それよりも早く、とか思っちゃうんだよなー。フントに。


さて、ご予約が始まりましたムエタイ看護婦。

最終的にどうなったかと言うと


こんなだ。

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かっこよろしかろうもーん。


キューティに突き出したシタクチビルと胸元はこんなで

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エロ度ゼロ、健康的なシタバキ具合はこんなで

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あげくパーツ構成はこんなで

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前髪をどかした表情はっつーと


こんなだ

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オマエは女性フィギュアの命であるお顔を塗るのに、タービンやロケットと同じく
ウォッシングという名のペチャ汚しでごまかし調整したのか、との御意見も
ありましょうが、彩色に関してはもうなんも言わないでください。
エナメルペチャ男、って呼ばれてもかまわないす。
1晩ではこれが限界だったし、3晩あっても結果大して変わんないと思います。
眉は削ってもねーエンペツ描きだしな。(←いい加減にしろ)


だが、こういうのは味よ。他の人が出せない味を出せれば手法は関係ないぜ。
他の人でもやれそうなもんをこしらえたら、そこで敗北は確定です。
唯一無二の個性にこそ価値を見出していただきたい。
ので、粗い仕上げや汚い塗りは広い心をもって許してほしいのでございます。


で、これで終わる事無く、そのまま任侠スラッガーが再開し、
さらに四代目と七代目造型が火を噴くぜ。ガスってねーぜ。それじゃ屁だぜ。火だ火。
火を噴くっつーの。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 16:00| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

WF08S - 2

余計なもの3つめ。

メス。

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ナースに持たせるんすが、これが3本必要なので


おゆまる。

両面。

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光硬化パテ。

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量産したものは、こうもたせます。

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特侠指定の救急病院の常勤看護婦「栗田ゆう子(仮名)」は本場仕込みのムエタイ使い。
並みのケンカならステゴロでこなしますがいよいよとなった時、彼女の左手には
特注武器、アダマンチウム製のメスが握り込まれるのだ!
つまり、彼女を怒らせた場合、
カナダの超人計画で生まれた兵士とほぼ同等の危険かもしれないのだ!


と、この期に及んで余計な脱線は置いといて

スラッガーはというと

毎度の事ながら足から

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特侠御用達足袋屋、ウサギ屋特製の足袋スパイク。

下半身からモリモリと盛り上げて

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方向性決定。

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腹回りは最終的に削り込むのでいいんす。

今回は服着てるんで、ザクザク進めます。
でもまだいまいちエンジンがかからねーな。
posted by ブリスターパックファッカーズ at 06:42| 製作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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